目標1 障がい者の受取工賃の向上
2019 年度、障がい者が働く就労継続支援 B 型事業所の全国平均受取工賃時給は、223 円です。
一般の最低賃金と比較すると、約 4 分の 1 以下です。
個性が強い(障がいがある)ために、一般企業が求める仕事を 100 %遂行出来ないとは云え、想像以上に低い水準ではないでしょうか。
出来る作業も人それぞれ異なり、毎日様々な環境要因に左右され、常に安定した能力を発揮出来ない人も確かに多くいます。
しかしながら、環境の変化に対する適応が苦手であっても、しっかりと能力を発揮できることもあります。
その環境を創造するのが PDp4 です。
支援の性質上、対面販売を主たる販売方法にしている事業所が全国に数多くありますが、今の主たる販売方法はオンラインです。WEBページはもちろん、SNSを通して購入することが多い今のユーザーに対して、何歩も遅れたアプローチをしています。
就労継続支援事業所の最終目的は、「利用者が一般就労できるようになること」です。
そのためには今の販売方法を変える必要がありますが、事業所のスタッフも日々の支援で手いっぱいの中、新しい取り組みが後手に回ってしまうことも否めません。そこで、私たちが事業所の代わりにオンラインでPRし、販売いたします。
ただ販売代行をするだけでは意味がありません。
私たちの目標「受取工賃の向上」を実現することが必要です。そのために、商品の製造はもちろん、梱包や発送手続きも事業所=利用者に行っていただき、“商品が売れる=作業を増やす=工賃が増える”というサイクルシステムを構築し、PDp4 を通して購入することで、必然的に工賃がアップいたします。
目標2 作る喜び、売れた喜びをステップに、働く喜びを得る32>
就労施設では、日々自立に向けた訓練を兼ね、多くの利用者が様々な製品を作ったり、接客や作業を行っています。
誰でも同じだと思いますが、その仕事にやり甲斐がなければ継続させるのも難しいでしょう。個性が強い人であれば尚のことかもしれません。 その作業を好きで取り組めている人は幸せですが、実際は自分の障がい度合いに適する作業ということで取り組まざるを得ない人が多いのではないでしょうか。
アルバイトや就職を経験した人は当時を振り返っていただくと、少なくない数の人が自分の好き嫌いで業種や会社を選んだことがあると思います。障がいを持つ人でも同様ですが、圧倒的に施設の選択肢が少ないのです。選択肢が少ないことに文句を言う人はいませんが、せっかく選んだ仕事を心から楽しめるものに出来れば、やり甲斐を今以上に感じることが出来るものと信じています。
そこで、今取り組んでいる仕事から産まれた製品を、ひとりでも多くの人の目に留まり、手に触れ、購入を通して喜んでいただければ、その仕事が好きになり、もっと頑張ろうと自身を鼓舞する動機に繋がり、この気持ちこそが訓練に一層の刺激となり、障がいが軽減する可能性も十分にあります。
この好循環を生み出すことこそが、私たちのゴールに近づく一歩となるのです。
やり甲斐を見出す環境作りは、施設だけが担っているわけではありません。私たちのように手を差し伸べることで、その環境を創造することも出来るのです。
目標3 みんなが幸せになれる社会貢献システムの創造32>
日本において、「慈善活動」と聞くと、ボランティア活動や募金や寄付活動を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、なかなか無償の慈善を施せる人はいません。
それが悪いと言うのではありません。
慈善活動に身を投じようと思えるきっかけがなければ、動きにくいのも事実です。
そこで、慈善活動(ここでは寄付活動を例に挙げます)の仕組み自体を変えてしまうことで、取り組みやすくなるのではないかと考えました。
突然、街中で「障害を持つ人を助けるために、1 万円寄付してください。」と言われても抵抗を感じてしまいますが、自分が気に入ったモノを 1 万円で買うこと抵抗を感日人は殆んどないのではないでしょうか。他人から見れば 1,000 円の価値だとしても、そのモノに 1 万円の価値を自分が感じれば、それはもう 1 万円の価値があるのですから。
私たちがこの価値創造を担うことで、みんなが幸せになれる社会貢献(慈善活動)システムを構築できるようになるのです。
PDp4 を訪れた方々に、商品をしっかり見ていただくことはもちろん、その商品はどんな人たちがどのように作っているのかを知っていただき、また、障がいの特性や支援施設のことまで知っていただくことで、価値を見出していただけるものと信じています。
この価値を見出し、購入することが、施設並びに利用者(障がい者)の支援に繋がるのです。
これが私たちの創造する社会貢献システムです。
目標4 支援=格好いいものに変える革命32>
“格好いい”この言葉には人それぞれの価値観があるため、何が格好いいのか一言で言い表すことがとても難しい言葉です。
ですが、“格好悪い”ことは殆んどの人が同じ嫌悪感を持つのではないでしょうか?
道路で歩きたばこをする、他人の悪口を言う、など格好悪いことを挙げると誰もが賛同してくれるでしょう。
日本では、格好悪くはないけれど、“慈善活動をしている""寄付している"という無償の愛を持って行われる支援を、人気取りや話題作りのためなどとマイナスに思われることが多く、とても残念でなりません。
とある著名人が、困窮している人たちに資金的な支援を申し出ても、叩いてしまう今の世の中。他人を叩くのはとても簡単ですが、その支援を実行することは決して簡単ではなく、どれほど勇気が必要であったことでしょう。簡単には出来ない良い行いだからこそ、いつの時代も支援者は格好いいのです。
そこで、思い立ったときに、支援が出来る仕組みがあれば、“支援することが格好いいこと”と思える人がひとりでも増えるのではないでしょうか。日本中が支援し合うことで、格好いい人たちで溢れ、活気を取り戻せるのではないでしょうか。
失われた日本経済をたった一つの支援から救いませんか?
あなたの心に芽生えた支援者の意識こそが、困っている人を救うことに繋がり、救われた人がまた別の困っている人を救い、あなたが困ったときに誰かが救いの手を差し伸べてくれるはずです。
勇気ある行動をしたあなたが、一番格好いい。
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